枢機卿のお部屋

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ディーヴァの奴らはプチョヘンザ

 セレクターが、ディーヴァセレクション第2弾「CHANGING DIVA」を入手するようになって、既に5日(執筆当時)が過ぎていた…
 新たにセンターの座を射止めた4人のルリグは、セレクターの第二の選択肢となり、人々は彼女らでデッキを作り、使用し、そして改造していった…


 というわけで皆様お久しぶりです。カーディナルです。
 冒頭でのナレーションの通り、去る2月27日にディーヴァセレクション第2弾「CHANGING DIVA」が発売となりました。皆様もう購入されましたでしょうか?
 私は今の時点で計5箱購入しました。生憎とDiRは出ませんでしたが、どういうわけか「羅輝石 ロイヤルブルー」が4枚出ました。
 宝石・鉱石軸の花代さんを使う私としては非常にありがたい…と言いたいところなのですが、生憎とこれまで世に出た宝石・鉱石はいずれも凍結「される」ことはあっても凍結「する」こととは無縁の子ばかり…少々頭を抱えております。
 どないせえっちゅうねん…!



 さて今回は、つい昨日(執筆当時)より開催されております「WIXOSS デッキ投稿キャンペーン」に投稿しましたDJ.LOVITデッキについての解説となります。
しばしお付き合いください。



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図1:ルリグデッキ。この配置、我ながら気に入ってます。
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図2:メインデッキ。スペースの都合でLB枠と非LB枠が完全に分けられていません。


 現状LOVITデッキは大きく分けて「Pロマピ採用型」「ホウオーザ採用型」「ダッキ採用型」「地獣軸型」4つに分けられるかと思います。
 私も最初は「Pロマピ型」「ホウオーザ型」の中間のようなデッキを作っていたのですが、Pロマピの出効果が飾りになってしまうことと、ホウオーザの存在意義がどうにも疑わしいこと、シグニによる面空け・点要求ができないことがどうにも看過できなくなっていました。
 そんな折に強豪プレイヤーのウルズ氏が自身のブログにて地獣軸型のデッキを紹介されていたのを拝見し、それを参考に私なりの改造を加えつつ、カードラボ様主催の対戦イベントにて3戦ほど実戦投入してみました。
uruzu07.hatenablog.com


 以下はその際に感じた所感です。


1.地獣軸LOVITデッキ所感

① 1体で仕事(特に点要求)をする主力シグニがいない
 LIONデッキであれば盤面に立っているだけで相手のエナとガード行為に負荷を掛ける「コードハート Pロマピ」がいました。
 しかし地獣は、バッファロー然りフェネック然りオサギツネ然り、他カードとのコンボを前提とするシグニばかりです。
 コンボを前提とするということは、上手くコンボパーツが揃わないとデッキの動きが鈍り最悪デッキ自体が機能不全に陥る…つまり手札破壊、ハンデスに弱いことを意味します。



② デッキ圧縮、手札補充が不得意
 LIONデッキならばグロウやスペル使用で白エナを多大に消費するため、「聖天 ハニエル」「グッド・ディグ」を何の迷いもなく採用することが出来ました。また「MC.LION-3rdVerse」の出現時効果により手札補充も可能なため、ハンデスをくらってもある程度立て直すことが可能でした。
 ですがLOVITは赤エナを必要とするルリグであるため、白いカードが入れづらいという難点を抱えています。そして上記のようなハンデスに対するリカバリー手段も持ち合わせていないため、ハンデスをくらった際の立て直しが非常に難しいのです。
 一応立て直しが出来ないこともないですが、ドローフェイズで「グッド・ディグ」を引くことができればもしかしたら…というレベルです。



③ 1ターン中に出来るランデスは3エナ分が最大
 「DJ.LOVIT-3rdVerse」の起動効果2つを組み合わせても、1ターンにランデス可能なエナの数量は3エナが最大です。
 「羅星姫 ホウオーザ」を絡めてもそれは変わりません。(LOVIT効果でLIONをダウンさせるかホウオーザでダウンさせるかの違いでしかない)
 そして3エナ焼いたところで、相手が7エナも8エナも貯めていたらまさに焼け石に水です。「焼いた意味は?」となってしまいます。



④ アシストルリグによる点要求ができない
 LOVITをセンターに据えた都合上、LIONデッキにおいて点要求の中核を成していた「DJ.LOVIT-MIX」が採用不可となりました。
 またアシストLION、アシストWOLFもLOVIT MIXのような点要求に繋がる性能を持ち合わせていません。それ故、LOVITデッキでは点要求をメインデッキのカード主体で行わなければならなくなりました。
 またこれは、MIX採用時の「手札事情が悪くても、適当なシグニ3体さえ並べられればMIX効果により優秀なアタッカーに化ける」、転じて手札負荷の軽減という、目に見えない恩恵が受けられなくなったとも考えられます。





 イベント後、「これはちょっと私には扱い切れない…」と思い、どうしたら自分に扱える形にできるかとあれこれ思案していたのですが、そんな時に様々なデッキを公開されているモルモスママ氏の投稿されたデッキレシピにヒントを得て改造したのが、今回のキャンペーンに投稿したデッキとなります。
 デッキの特長は以下の通りです。



2.デッキの特長

バッファローフェネック、オサギツネによる点要求
 これら3体のシグニがこのデッキのメインアタッカーです。手札の状況に応じて以下の3パターンを切り替えながら殴りに行きます。
コンボA:「幻獣神 バッファロー」+「幻獣 フェネック」による2点要求
コンボB:「幻獣神 バッファロー」+「幻獣神 オサギツネ」による1点要求
コンボC:「幻獣神 オサギツネ」+「幻獣 フェネック」による1点要求



② 「翠天 アタランテ」採用による手札負荷の軽減
 ①で紹介した3シグニはいずれもコンボ運用を前提としており、手札への負荷は微弱ながら常に掛かっていると考えてよいでしょう。
そして仮にハンデスをくらっていた場合、体感的にですが他のデッキよりも手札へ掛かる負荷は強くなることが考えられます。具体的に言うと「バッファローはいるが他がいない」といった事態でしょうか。
 そこをカバーするためのアタランテ採用となります。エナこそ必要としますが単体で仕事をするため手札負荷も弱く、引くことさえできれば他カードのサポートが無くても高確率で相手盤面をこじ開けてくれます。
また、「轟音の炎球」でも対処できないパワー1万ラインのシグニをさっくり始末するのにも役立ちます。



ハニエル採用によるデッキ圧縮
 この枠については、最初は「紅天 シーター」や「羅原 C2H2」を採用していたのですが、正直に言って枠を無駄にしている感が強くありました。一時はいっそ新ルールに甘えて非LB枠に枠を譲ろうかとも考えました。
 しかしそれは流石にまずいと冷静になり、原点に立ち返って白羽の矢を立てたのが「聖天 ハニエル」でした。用途はLIONデッキと同様、出効果使用でデッキのレベル1を引っこ抜くことです。
 ところが今度は純然たる白シグニを入れた都合上、赤エナの確保が至上命題となってしましました。まあそこは非LB枠で「幻獣 パンダダ」「小装 ローメイル」を採用することで何とか調整しましたが。
 ただ、欲を言えばデッキの半分は赤くしたかったです…
 (現在はサーバントを除いた赤換算できるカード、つまり「VJ.WOLF-LASER」でエナチャージできるカードは18枚とデッキの半分を切っており、誤差の範疇だとは思うのですがLASER効果の成功に不安を感じています。)



④ 徹底的なランデス
 シグニを焼いて空いた面を殴って…を主な戦法とするLOVITデッキを扱う場合、相手のエナは最低でも5、6エナはあると考えた方がよいと思います。(焼いた相手シグニの3エナ、3ダメージ分の3エナ、相手エナチャージ分の1エナ…計7エナ供給に対し、各種効果使用による消費分がおおよそ1~2エナという勘定)
 皆様お気づきのこととは思いますが、ディーセレクションは基本的にエナの「質」ではなく「量」がモノを言うゲームとなっています。【所感】でも触れましたが、そんな中で何とか3エナを焼いたところで、焼け石に水になる展開はままあるのではないでしょうか。
 そこで、どうせ焼くなら相手エナを0枚まで枯らすくらいの勢いでないとランデスする意味は薄いだろうと考え、ピース「Go TO the TOP」を採用しました。
 このピースの優秀な点として、デッキから好きなシグニ1枚を回収できることが挙げられます。ランデスが腐る状況でもピースそのものが完全に腐ることは回避できますし、是非ともこの効果を有効活用して態勢を立て直すきっかけにしたいです。




 いかがでしたでしょうか。
 まず勝手ながらレシピを参考にさせていただいたウルズ氏、モルモスママ氏の両名に感謝を申し上げます。お二方がいなければこのデッキが形になることはなかったと思っております。
 またTwitterで公開後、多くの方々から称賛の言葉をいただいたことについても感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。今後の励みになります。

 それでは今回はこの辺で。