枢機卿のお部屋

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はじめてのでぃーゔぁせれくしょん 発動篇

 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年は新型コロナウィルスの流行を考慮し実家であるフロンティアサイドには帰郷しなかったカーディナルです。
 帰れなかった代わりに、人生で初めて4桁価格の牛肉を購入して一人すき焼きと洒落込みました。三が日はこれで乗り切ります。(っていうか乗り切りました。)

 さて今回は、前回予告しましたとおりディーヴァセレクション戦を幾度か経験して得られた知見についてご報告したいと思います。しばしお付き合いください。


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図1:今現在のルリグデッキ。祝福の「かねのね」ではなく「かぎのね」です。念のため。
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図2:メインデッキ。自由枠とカードプール、安定性やエナ消費量諸々を考えたらこうなりました。



 私が2020年12月のディーヴァセレクション第0弾「INTERLUDE DIVA」発売以降、ディーヴァセレクション戦を10戦以上経験して私が得た知見は大小合わせて様々あるのですが、特に重要だと感じるものは以下の5つとなります。


1.アシストルリグのレベル1へのグロウは迅速に、躊躇わず行うべし

 まず現状、アタックフェイズ中にグロウできるアシストルリグ、すなわち防御効果持ちのアシストルリグはレベル2しか存在しません。
 ということは、レベル0からレベル1へのアシストルリグのグロウを渋っていると、相手が猛攻を仕掛けてきた際に防御したくてもできない…という状況に陥りかねません。

 防御札を早く構えるためにも、遅くともセンタールリグがレベル2にグロウするタイミングまでには、最終的に防御効果を持つようになるアシストルリグは、レベル1にグロウさせるべきです。





2.ライフバーストのケアを念頭に置いて動くべし

 今弾より「アップ状態の相手シグニ1体を除去する」というサイクルのライフバーストが登場しました。これがかなりの曲者で、今までのように不要なアタックを行わないプレイングを行うと、途端に上記ライフバーストで1面空いてしまい、返しのターンでダメージをくらうリスクが発生してしまいます。
 このリスクを回避する為にも、基本的にディーヴァセレクションはフルパン(シグニ全員でアタックするという意味)推奨と言えるでしょう。

 また、上記の他にもパワーX000以上のシグニをバニッシュ、逆にX000以下をバニッシュ、マイナス等様々なライフバーストがあります。が、ディーヴァセレクションの構築ルールにより、例えばさんばかデッキから以上バニッシュのライフバーストが飛んでくることがないのは救いかと。つまりは相手のルリグを見てどういったケアが必要かは自ずと見えてくるということです。

 余談ですが、幸いにも今現在はカードプールが狭く、ライフバーストの種類にも限りがありますので、自他におおよそどのようなライフバーストがあるか、把握しておいて損はないと思います。





3.サーバントの確保は優先事項と心得るべし

 このディーヴァセレクション、ルリグのアタックを防げるガードアイコン付き無色シグニ「サーバント」シリーズが、「サーバント#」1種類だけしかありません。ということはデッキに入れられるサーバントは1種4枚しかないことになります。これは計8枚を採用の基準としてきたこれまでの構築セオリーとは大きく異なると同時に、ガードの機会が物理的に半減したこと、そしてルリグアタックの重要性が大きく増したことを意味します。

 無論4枚すべてが手札に来るなら良いのですが、ライフに埋まっている、デッキのボトムに埋まっている、デッキ削り効果で落ちた等々様々な要因で手札に来ない、ひいてはガードしたくても出来ない事態が考えられます。となると、サーバントを手札に確保できる機会は大変重要です。
 そして幸いなことに(?)サーバント#のライフバーストは、トラッシュにある好きなシグニ1枚を回収できるという、大変ありがたい効果となっています。

 …ここまで来れば私が言いたいことは分かりますね?
 そうです、サーバント#をサーバント#で回収するのです。また、この動きの成功率を高める為にも、エナゾーンに行ってしまったサーバント#を積極的にトラッシュに落とす癖を付けると尚良しです。





4.カードの「特長」を知るべし

 例えばタウィルをセンターにしたデッキを相手にする場合、何が脅威と呼べるでしょうか。人によって答えは幾分変わると思いますが、私の答えはレベル2の赤シグニ「紅魔 ヘラ」です。
 赤1という低燃費でパワー5000以下のシグニを除去しながら1点ダメージを通してくるのは、序盤における十分すぎる程の脅威と呼べるでしょう。

 そして、そのヘラに対しチームさんばかのデッキが取れる対抗策は何でしょう。答えは「コード2434 メリッサ・キンレンカ」です。条件を達成すればレベル1でありながらパワーが7000になるため、2体3体と場に並べることが出来ればヘラのアタックトリガーなど無いも同然です。

 …とまあこんな具合に、自分そして相手が用いる主要なカードの特長を知っていれば、ゲームの流れを自分に引き込むための様々な行動が行えるようになります。
 勿論これらをすぐに把握するためにはある程度の場数を踏む必要がありますが、慣れてくればルリグをオープンした段階で色々と見えてくるようになる筈です。

 それと、どういったデッキと対戦するかも考慮した上でデッキ構築を行えば、構築段階から相手にいい様に蹂躙されるリスクを減らすことが可能です。
 要するに、孫子の兵法にもあるように「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というわけです。





5.積極的な攻めの姿勢を見せるべし

 ディーヴァセレクションは、おそらく意図的に防御に回せるカードの種類、数がこれまでのフォーマットより少ない方向で調整されています。よって、守りに徹するような動きというのが構築段階から制限されています。
 今まで以上に防御に限りがあるということは、下手にリソースを割いて守りの姿勢を貫いても、逆に攻める為のリソースが足りずにジリ貧に陥ることを意味するのではないでしょうか。

 某新米小隊長は言いました。「守ったら負ける!攻めろ!!」と。
 一定の「守り」用のリソースを確保したら、残るリソースは全て「攻め」に回すのが吉かと思います。無論、デッキの動きに安定性、確実性を与えることもお忘れなく。






 以上が、私がこの1ヶ月の間に得た知見になります。
 いかがでしたでしょうか。これまでのオールスター、キーセレクションの常識が通用しないところが幾つかありますので、勝手の違いに戸惑う方も多かったのではないかと思いますが、上記5つを心のどこかに留めてバトルに臨んでいただけると、どこかのタイミングで何かの助けになるのではないかと思います。


 実はこの記事を執筆している1月3日の時点で、ディーヴァセレクション第1弾の発売まで2週間を切っております。
 日々新弾の情報が解禁されておりますが…実はまだディーヴァセレクションでどういったデッキを組もうか決めておりません!
 一応No LimitとDIAGRAMで組むつもりではあるものの、逆に今熱心に取り組んでいるのはオールスターとキーセレクションのデッキ調整という…。

 いやだって赤青の宝石シグニですよ?自爆できる原子シグニですよ?前者は赤デッキが青アーツを採用したり、ワールドエンドキーの自動効果発動の重要なファクターになりますし、後者は単体で仕事を果たしてくれるのでルリグ効果による起爆の節約になる、興奮するなっていうほうが無理じゃないですか。
 ただ、新弾の準備もそろそろやっておかないといけないのもまた事実なので、来週くらいを目途に案を練ろうとは考えています。その頃には案を練るのに必要なだけのカードが公開されるでしょうし。



 というわけで今回はこの辺で。最後に、本年も宜しくお願いいたします。皆様にとって良き1年でありますよう。