枢機卿のお部屋

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Force of Stone(石の力)

 皆様どうもお久しぶりです。大人のやることに疑いを持ってもいいじゃないと思うカーディナルです。

 (執筆時点で)昨日7/3(土)はウィクロスセレモニーに発売記念大会に…と、久々にウィクロス三昧の一日となりました。今回は久々のオールスターデッキの記事として、上記ウィクロスセレモニーにて使用したデッキについての解説記事となります。しばしお付き合いください。

1.最初に

 本題に入る前に、まずは今回参加のセレモニーについて。
 今回参加したのは「イエローサブマリン マジッカーズハイパーアリーナ」様で開催されたオールスター戦のセレモニーとなります。
 それ以前に私が参加した直近のセレモニーは昨年11月のキーセレ戦で、オール戦ともなるとおそらく1年以上は参加していない可能性があります。
 そんなブランクまみれの中での参加でしたが、目立つプレミ、負けに直結するようなプレミは無かったと自負しております。戦績は以下の通り。(括弧内は簡単ですが勝敗理由)


1回戦:清心ユキ 先攻○(マラカイトの暴力で押し切る)
2回戦:タウィルフェム 後攻△(正確には時間切れにより両者敗北)
3回戦:不敗遊月 先攻○(割裂を絡めてエナを全部吐かせ5に乗せずに撃破)
4回戦:悲劇グズ子 後攻○(銃声で〆)
5回戦:応援グズ子 後攻×(ダイレクト3パンの回避が不可能と判明した為投了)




2.デッキレシピ

 各試合を詳しく解説すると話が脱線してしまうのでこれくらいにして、ここからは本題のデッキ解説です。
 今回のレシピはこんな感じです。

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図1:今回のデッキレシピ

3.デッキ解説(ルリグデッキ)

【花代】
【花代・壱焼】
【剛炎 花代・爾】
【凰雅炎 花代・参】
【炎・花代・肆】
【輝・花代・伍】

 この辺は正直説明不要かと思いますが、敢えて説明するなら『剛炎 花代・爾』でしょうか。
 これは単純にこのデッキにおけるレベル2の枚数が4枚と少な目で、レベル2が2体並ぶことが余程運が悪くなければ起こり得ないことと、レベル1のパワーラインを上げて場持ちを少しでも良くするための2つの理由があります。

【劫末の唄鍵 ワールド・エンド】
 リソース稼ぎの大黒柱。宝石と鉱石の両方を採用する必要のあるこのデッキとは極めて相性が良いです。

【炎のタマ】
 説明不要。赤ルリグと当たった時は十中八九コレが入っていると思いましょう。

【ビカム・ユー】
 本当は入れたくないのですが、レベル5でようやく本領発揮するデッキなので、少しでも早く5に上ることがトータルで見てプラスになると考えての採用になります。

イレイザー・スマッシュ】
 今回の隠し玉。元々ここはルリグのアタックトリガー(『エニグマ・オーラ』や『祝輪の巫女 タマヨリヒメ』等)に対抗する為『アイスフレイム・シュート』を採用していたのですが、一月ほど前に不敗遊月のランデス+ガード不可に蹂躙された為、それらを包括的に対策できるカードの必要性に迫られました。様々なカードを検討した結果、白羽の矢を立てたのがコレとなります。
 『ワールド・エンド』で全てのコインを即座に使い切ることも早々ないので、アンコール使用も十分視野です。
 また、『応援の駄姫 グズ子』のダイレクトのような、ルール干渉の効果にこそ太刀打ちできませんが、そういったレアケース以外ではまず腐ることのないアーツです。もし仮に腐りそうな時は『ワールド・エンド』の餌にしてしまいましょう。

 それと、これは余談ですが『繚乱する花束 アルフォウVSハイティ」を貼っている相手に対して使う時は絶対に撃ち切らず、ルリグデッキに抱えるようにしてください。勝手に使われて『輝・花代・伍』によりシグニに付与されているバニッシュ耐性、ダブルクラッシュが消されてしまいます。


4.メインデッキ(非LB枠)

【羅石 ルオライト…3】
 基本的には鉱石の数合わせですが、条件があるとはいえ自前でアサシンを持つことができるので、レベル5の時にアサシンの弾やアサシン要員が確保できない場合に重宝します。

【羅石 トサンゴ…4】
 場に出るだけで手札かエナ、どちらかのリソース確保を9割9分約束してくれる序盤の要。今回のユキ戦で効果消しの憂き目にあいましたが、それはまあレアケースということで。

【羅石 ブロンズ…3】
 このブロンズは元々、上でも触れました『アイスフレイム・シュート』用の青エナを確保するために採用していました。パワー5000と場持ちがいいのと、相手へのブラフ効果を期待してそのままにしていたのですが、逆に言えばそれ以外の効果は無いと断言できるので、ここは変えてもいい…というか変えるべき枠です。

【羅石 ニジメノウ…1】
 姉とセットで場に出るとトラッシュのスペルを回収できます。
 調整も兼ねて参加した大会前日のショップ大会ではこの効果を利用して、友人のエルドラに対して2発銃声をぶっ放してやりました。(トドメ目的ではなくライフ調整目的)
 2回『シュレデ』がめくれました。

【羅石 スピネル…1】
 山の枚数を回復したり逆に削ったり…と山操作を担ってくれる唯一の宝石シグニです。リフレッシュが目前となった時に手札に確保しておきたい1枚です。

【羅星 リンゼ…2】
 先述の『イレイザー・スマッシュ』のエナ用という用途、『ビカム・ユー』を使った後に相手に『ビカム・ユー』を使われる、所謂「ビカム返し」を防ぐ用途、そして手札入替にトラッシュ肥やしと、このデッキにおいて活躍の機会は多いです。

【烈情の割裂…1】
 あくまで保険としての採用ですが、意外と撃つ機会は多かった印象です。特に『炎タマ』を構えているような相手に対しては、躊躇わず撃って炎タマ使用からのエナ枯渇を誘いましょう。

【サーバント O2…4】
【サーバント D2…1】
 個人的にはサーバントは5枚あったほうが、適度に手札に抱えられてガードが捗ると思います。レベル5まで上る長丁場のデッキでもありますからね。



5.メインデッキ(LB枠)

【羅石 スイカリン…1】
 自由枠兼鉱石の数合わせ。色々と思うところがあっての採用だったのですが、正直他のカードやサーバントに枠を譲ってもよかったかなと思います。

【羅石 イリスアゲート…1】
 妹と一緒に場に出ることが彼女の仕事です。稀にですがバニッシュ効果も使います。

【羅石 イモイシ…4】
このデッキのエンジンその1。有ると無いとではデッキの回転具合が大違いですし、鉱石なので減らす理由がありません。

【羅輝石 マラカイト…4】
 このデッキの矛であり盾。キーだとかピースだとか、どんなにカード種類が増えようとそれが彼女の障害になることはありません。
 5回戦で対戦した方にも言ったことではあるのですが、彼女を4枚積まない宝石鉱石軸ははっきり言って「嘘」です。天使軸タマでゲイン非採用ってくらいあり得ないことです。

【羅輝石 キンシャチ…3】
 このデッキのエンジンその2。イモイシと合わせてグルングルンデッキを回して状況を立て直したことは数知れずです。

【羅輝石 フォスフィラ…3】
 このデッキのエンジンその3。とりあえずイモイシとマラカイトを回収しておけば大抵何とかなります。欲を言えばアタックトリガーが任意ならとも思いますが、それは流石に我儘ですね。

【羅輝石 ダイヤブライド…2】
 無敵のマラカイト女史といえども対応しづらい状況というのはまま発生します。そこを何とかしてくれるのがダイヤ姐さんです。
 マラカイトのような耐性は持ち合わせていないので比較的対処されやすいのがネックですが、そこは相手に防御札を必要以上に吐かせたと思いましょう。

【サーバンド∞…1】
 これまでの私のデッキでは、相手のリソースに干渉する手段が皆無だったので、例えば『羅原姫 Zr』や『永らえし者 タウィル=フィーラ』のような、リソースを参照・操作して動くカードに対してされるがままという欠点がありました。それに対しての回答が鯖∞です。
 例えば先程の例なら出効果で「トラッシュ」と言っておけば、『Zr』は場に出るどころか山の回復すら出来ず、『フィーラ』に至っては起動効果を2つとも封じられることとなります。

【西部の銃声…1】
 このデッキ、たまに手札事情、盤面事情の関係で「あともう1手なのにシグニで詰められない」状況が起こり得ます。
 そんな時はコレです。ライフを削る『サンスト』はイモイシ等との兼ね合いから今回は非採用なので、基本的にはライフ0でしぶとく粘る相手がターゲットです。
 たまにライフを削る目的でも使いますが、それは余程エナに余裕のある時だけですね。


6.最後に

 いかがでしたでしょうか。
 今回のセレモニーで私と同型のデッキがベスト4まで行ったようです。『キンシャチ』が入っていない分確実にリソースを稼げるか少し怪しいのでは、というのが私の素直な感想ですが、いずれにせよ伍まで行く型のデッキでもそこまで行くことが可能ということを証明していただけただけで大変ありがたいと感じております。
 これを機に少しでも世間の評価が向上して、「銃声ぶっ放して特殊勝利するルリグ」のような偏見、汚名が雪がれることを切に願います。

 それでは今回はこの辺で。