枢機卿のお部屋

WIXOSSのことを中心にあれやこれやと。

デッキ構築のすゝめ

  どうもこんにちは。少しずつでも部屋をさっぱりさせたいカーディナルです。
 先日投稿のキーセレ華代さんの記事が思いのほか好評な様子でして、この場を借りて御礼申し上げます。あんな駄文でも読んでいただけるのはとても嬉しいことですし、何かの参考になったというご感想があれば非常に励みになります。ありがたい…。

 

 さて今回は、私がよくやっているデッキ構築の方法について解説していきたいと思います。
 何故そんな話を?と思う方もいるかもしれませんが、コリジョンからウィクロスを始めたけどこういう情勢だし今に至るまで組み方がよく分からない、デッキを組んでみたけどこれで合ってるのか分からないし人にも聞けない、今まで感覚に従ってデッキを組んでいた、そんな方の一助になればという思いで書き連ねてみました。
(よくよく考えてみると、そういうことを解説したサイトって案外少ないんですよね。)
 というわけでしばしお付き合いください。

 ※本記事で紹介する方法は、デッキ構築の手順をなるべくロジカルになるよう独自に整理したものになりますが、これが正解ということは決してありませんのでそこだけご留意ください。人それぞれにやりやすい方法はあります。

 

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自分で一から作ると愛着も湧くってものですよ奥さん!

 

 

【その1:ルリグのことを理解する】

 最初はこれです。かの孫子の兵法にも「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とあります。相手を知ることは皆さんも対戦を通じて日頃行っているでしょうから、今回は自分のパートナーとなるルリグを理解することをやってみましょう。
 これを手っ取り早く行う方法は「SWOT分析」です。SWOT分析の説明については省略しますが、今回はざっくりと以下の4つを洗い出します。

 

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図1:SWOT分析って要するに経営戦略を決める為の自己分析です

  ウィクロスに当てはめるとだいたいこんな感じになるかと思います。
 それでは例として、キーセレの華代さんの分析を行ってみます。

 

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図2:5分で考えたかなり浅い分析なので参考程度に

 かなり適当ですが、ひとまず各項目3つずつ出してみました。こんな具合にもっと深く掘り下げてみると、自分のルリグのことがかなり理解できるのではないかと思います。

 

 

【その2:何がしたいかを考える】

 次は自分のルリグで何がしたいかを考えます。
 自分のルリグが出来ることについては【その1】の特にで洗い出しているので、その範囲内で自分が何がしたいかを考えます。「強み」や「機会」を伸ばす、「弱み」や「脅威」をカバーする…大別するとこんな感じになるかと思います。
 【その1】の結果を違う方向から見てみる、逆説的に捉えてみると新しい気づきがあるかもしれません。ルリグのレベルがいくつの時に何をするかまで考えられれば完璧です。

 

 

【その3:必要なカードをリストアップする】

 やりたいことを決めました。ではその「やりたいこと」を実現する為のカードをリストアップしてみましょう。
 これは俗にいう「カードプール」の知識が必要不可欠となります。WIXOSS図鑑や公式サイトの検索ページを駆使すると幾分楽になるかと思います。(検索条件は「色」「限定条件」「クラス」の3つが妥当なラインです。)
 ちなみに、サーバントについては空いた枠に入れるくらいの認識で大丈夫、優先度は低めで問題ありませんが、特段の事情がなければ8枚を基準にしたいところです。

 

 

【その4:構築を俯瞰する、数字で見てみる】

 カードのリストアップが終わったら、いよいよデッキ構築です。
 以下の基準で採用する枚数を決めてみましょう。

 

  1枚
   特定の状況でしか使わない。
   必要な時もあるが多く積んだら邪魔になることが予想される。
  2枚
   可もなく不可もなく。
   あれば勿論いいが無くてもそんなに困らない。
  3枚
   2枚よりも多く欲しいが4枚積むと邪魔になる可能性がある。
   もしくは4枚投入したいが枠が確保できない場合の妥協。
  4枚
   主力またはデッキのエンジン。
   必要な時に絶対に手札にいないといけない。


 そしてこの時に個人的に重要と思うのが、レベル毎のシグニの枚数配分です。
 例えば「月鍵の巫女 タマヨリヒメ」「一途の巫女 ユキ」「ファイト・ゴースト」のようなカードで動きを安定化させることができるなら独自のバランスでいいのですが、そうでないのであれば以下の配分がおすすめです。(サーバントも含みます。)

 

  レベル114~15枚(1T目になるべく場を埋めたいため)
  レベル29枚前後
  レベル36枚前後
  レベル411枚前後(4ターン目以降の主力となるため)
  スペル6枚以上(スペル軸の場合)

 

 またこの時、WIXOSS図鑑のデッキ作成機能や、表計算ソフトでデッキ構築用のシートを用意するとかなり楽に作業が行えます。
 私の場合はいちいち図鑑を起動するのが面倒なので、OpenOfficeを使って自前の構築シートを作成しそれを使用しています。各レベルの枚数、各クラスやスペルの枚数が数字で分かる上にカスタマイズも容易なので、デッキを俯瞰するのに便利です。このように、デッキ構築をやっていて何だかごちゃごちゃしてきたと思ったら、色々な方法で情報を整理しましょう。

 

 

【その5:実際に動かしてみる】

 ここまでデッキ構築の流れを書き連ねてきましたが、その区切りとして実際にデッキを動かしてみましょう。
 こう言ってしまうと身も蓋もありませんが、これまでの作業は言わば「机上の空論」なので、実際に動かしてみることで伸ばした方がいい点、カバーした方がいい点など色々と見えてくるものがあるかと思います。
 この時点で何か問題が見つかった場合は【その3】または【その4】に戻ってもう一度構築を練り直します。練り直してみても問題が解決しない、あるいは納得した出来にならない場合は、もしかしたらコンセプト、ここで言う「やりたいこと」に無理があった可能性もありますので、【その2】まで戻るのも一つの手です。

 

 

 というわけで以上となります。いかがでしたでしょうか?
 今月末にはキーセレクションの区切りとなる弾「リンカーネイション」も発売となります。にじさんじのライバーも継続参戦。更にオールスター環境を賑わせた歴代のカードが「転生」して参戦となります。個人的には「これキーセレよりオールスターの強化パックなんじゃないか」という感想を持っていますが、何はともあれ楽しみです。


 また、楽しみといえば新アニメ連動となる新レギュレーションも楽しみですね。一応ですが新レギュレーションのカードがキーセレクションで使用できることは既に明言されているので、キーセレはまだまだ終わらないのです。
 
 それでは今回はこの辺で。