枢機卿のお部屋

WIXOSSのことを中心にあれやこれやと。

今、私を動かすのはダイアモンド

 どうもこんばんは。新弾用に思案したデッキのテストが良好なら、ただちにバg…デッキを対人戦に投下したいカーディナルです。
 誰の良心も痛めることのない良いデッキがいくつかあるんですよ…フフフ…。

 

 

 さて今回は、「イラストが可愛い」とか「調整入れた※」とか「いつもより胸盛ってる※」とか色々評判の1枚「プリンセス・ディフェンス」について考えたいと思います。
 ※私じゃない健屋氏が言った

 

f:id:Spirytus_Nalewka15:20200525213904j:plain

図1:プリンセス・ディフェンス(てんせいまえのすがた)

 

 

 まずは前提知識としてこの「プリンセス・ディフェンス」についてのおさらいを。

 

【プリンセス・ディフェンス】
カード種類:アーツ
色:白
コスト:白1 無1(2コスト)
使用タイミング:アタックフェイズ
効果:以下の2つを行う。
①このターンに対戦相手がアーツかスペルを使用していた場合、このターン、ルリグアタックステップをスキップする。
②あなたのルリグデッキにあるコストの合計が2以上のアーツ1枚をゲームから除外してもよい。そうした場合、このターン、シグニアタックステップをスキップする。

 

 以上の効果となります。2つの効果を可能な限り解決していくというものですね。
 (余談ですが、このように①②…といった書き方のテキストを解決する場合は、若い番号から順々に解決していきます。ここテストに出ます。)

 

 まず①の効果については言わずもがな、相手がアーツを使って攻めの姿勢を見せたらルリグアタックステップを飛ばすことで、ルリグアタックを封じるというものです。
 「アーツ又はスペルを使用した場合」という制約があるものの、ステップそのものを飛ばすので、例えばレイラのドーピング(ルリグが相手効果による干渉を受けなくなり相手のガードも無力化する不可避の一撃)を封殺することができます。

 

 

 次は②効果について。今回の記事はこちらの解説がメインです。
 この効果は何を言っているかというと、要は「条件に合致するアーツを1枚を犠牲に、シグニアタックステップを飛ばす」ということです。
 こちらも①効果と同様にステップそのものを飛ばすので、相手シグニが何体いようが、どんな耐性を得ていようが関係なくダメージを0点に抑え込めます。


 さて、ここでネックとなるのが除外対象となるアーツの条件「コストの合計が2以上のアーツ」です。ここがかなりの曲者。
 というのも、現実問題としてコストが2以上なら何を除外してもいいというわけにはいかないからです。
 例えばアーツ「ハーベスト・フォース」。これはコスト合計が6なので余裕で除外対象に出来ますが、よく考えてください。エナさえあればどんなシグニでも2体確実に吹き飛ばし、最低2点は防げるアーツを捨てて3点守りたいと思いますか?
 また、1度も使うことなくアーツを除外するというのは非常に勿体ないことだと思いませんか?
 これではあまりに非効率、あまりに本末転倒です。
 そんなことをするなら、「プリンセス・ディフェンス」の枠と除外対象枠の2枠に別の防御アーツを積む方がよほど健全といえます。

 

 となると除外対象とするアーツは「コストが2以上であるもの」を大前提として、「防御性能が無い、又は1面を止められる程度の性能を有するもの」「繰り返し使える効果(=アンコール又はそれに類する効果)を持っているもの」が望ましいことになります。

 

 そんなアーツ、ある?
 …あります。数は少ないですが。


【キーセレクション】
・インサイダー・サルベージ
ブリリアント・エコー ※ウムル限定
・カウンター・アクセント

【オールスター】
・天佑神助 ※アン限定
・彫心鏤骨
・リバース・バウンダリー
・リピート・エンド


 アンコールアーツなら山ほどあるのですが、上記条件に合致するものとなると、ざっと調べた限りでは(漏れがあるかもしれませんが)これくらいしかありませんでした。
 ちなみに個人的推しは「リバース・バウンダリー」と「リピート・エンド」の2つです。これらはアンコールコストにコイン2枚を要求する3エナ消費のアーツで、コインの消費方法で頭を悩ませている一部のルリグであれば、採用検討の余地は十分にあるのではないでしょうか。

 …それにしても、ますますアンの防御性能に磨きがかかるかと思うと頭が痛いです。

 

 

 いかがでしたでしょうか。実はここからが本題となります。
 「プリンセス・ディフェンス」のイラスト、いいですねえ。リゼ氏、アンジュ氏、とこ氏の3名がアイドル衣装で描かれており、非常に華やかな1枚となっております。
 これは是非にじさんじデッキに採用したい!…となるところですが、実は除外対象にしても問題のないアーツがにじさんじデッキには存在しません。上で挙げたアーツも色が合わない(インサイダー・サルベージ)、キーセレクションの環境的に入れるだけ無駄に終わる可能性が高い(カウンター・アクセント)、といった理由で到底おすすめすることは出来ません。

 

 にじさんじデッキの、コリジョン環境でのメジャーなアーツ・キー構成の例は以下のような感じになるかと思います。

 

・サポーター 鈴原るる
・自身のレベル4ルリグで採用可能なにじさんじキー
・ファイト・ゴースト
・ナンバー・バインド
・ドリーム・トライアングル

 

 どれも強豪相手に上手く立ち回る為には必要不可欠なカードばかりです。
 この中から2枠を割き、尚且つ防御性能や効率を落とさない、むしろ向上させるのははっきり言って至難の業です。ですので私からは「プリンセス・ディフェンス」のにじさんじデッキへの採用は見送るのが吉ということはお伝えしておきたいと思います。


 逆に採用するなら「サポーター 明治&有栖&江良」がおすすめです。おそらく「サポーター 鈴原るる」と入替になるのではないかと思いますが、このキーは特に対華代戦で効力を発揮します。それ以外の相手でも先攻を取ればルリグアタック2点を防いでくれる計算になるので、長い目で見れば十分すぎる程のアドバンテージをもたらしてくれることでしょう。

 

 

 (本記事二度目の)いかがでしたでしょうか。
 キーセレクション最新弾「リンカーネイション」は今週末5/30(土)発売です。ちょうどこの記事の執筆中に緊急事態宣言が全国で解除される運びとなったようですが、油断せずに開封の儀を進めたいところですね。
 ちなみに当日は、ホヴィクロスの参加予約をしていた関係もあり池袋に出没する予定ですので宜しくお願いします。
 サンシャイン前で僕と握手!